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2005年4月15日 (金)

若きいのちの日記

大島みち子さんの日記「若きいのちの日記」が先月に復刊。かつて「愛と死をみつめて」を読んだことを思い出して、こちらも読んでみることにした。

愛と死をみつめて」は、昭和30年代、軟骨肉腫という難病と闘いながら21歳の若さで亡くなった大島みち子さん (ミコ) と、恋人の河野實 (まこと) さん (マコ) との間で交わされた約400通に及ぶ往復書簡集で、これも昨年末に復刊されている

自分が「愛と死をみつめて」と出会ったのは、中学2年の時。 自宅で初版本を見つけて、その書名に戸惑いながらも読んでみたのを覚えている。最初は、知らない人の手紙なんかそんなに面白くないなと思っていたのが、読み進めるうちに、中学生には未知の二人だけの世界へとどんどん引き込まれてしまった。

ある時、いつものように中学校の教室でこの本を読んでいたら、担任の先生から
「すごい本を読んどるなぁ。」
って言われて、
「この本、先生、知ってるんですか。」
って聞いた。
「そりゃ、知っとるよ。先生ぐらいの年の人はみんな知っとる。」
こうして、これがかつて一世を風靡した本だと知った。

「若きいのちの日記」では、「愛と死をみつめて」には書かれていなかったみち子さんの苦悩が赤裸々に綴られており、強く胸を打った。自らの死期を感じながらも周囲の人に心配をかけまいと努めて朗らかに振る舞う様子なんか、もうなんと言ったらいいか。

ここ数年は純愛ブームだとか。

今はインターネットで恋文をやりとりするのがはやりみたいで、掲示板やらウェブログやらにかかれた恋愛物語も書籍化されているけれど、やっぱり自分が「純愛」とか「恋文」で思い浮かべるのは「愛と死をみつめて」を置いてほかにないなぁ。

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コメント

 突然お邪魔しました。「愛と死をみつめて」と「若きいのちの日記」を取り上げていただき、ありがとうございます。
 僕が生き残っているマコです。もう還暦を過ぎて、孫までいる身ですが、いまでもミコさんの実家と交流があります。
 この3月に、ぼくのBBSの仲間たちと、ミコさんのお墓参りに行ってきました。
 西脇は、僕とって第2のふるさとです。

あいやぁ。まさか、マコさんご本人からコメントをいただけるとは。どうも有り難うございます。

本の感想とか、色々お伝えしなければならないことがあるような気もするのですが、ただただ感激で、何から言えばよいか分かりません。

私が「愛と死をみつめて」を最初に読んだのは 16年ぐらい前だったと思いますが、かつて同じ本を読んだ方々がみんな揃ってお墓参りなんて、不思議な巡り合わせですよね。

西脇といえば、私も学生の頃に日本のへそ公園などへ遊びに行ったことがありますよ。

そういえば、神戸新聞の記事でミコさんのお墓の様子などが載っていますね。

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou05/0419ke89490.html

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