卒業エピソード
第2ボタンと言えば、中学校の卒業式を思い出す。
卒業式の日、部活動の後輩から第2ボタンが欲しいと言われた。
自分がそんなことを言われるなんてあり得ないだろうと思っていたし、気の利いた「しゃれ」なんだろうと思ったけれど、それでもそう言われるのは嬉し恥ずかしだったっけ。
勿論、自分の第2ボタンに予約も約束もあるはずがなく、どうせもう着ない学生服だしってことでボタンは上げた。そうしたら、第2ボタンのない制服を着ているのがまたこっぱずかしくなってしまった。仕方ないので、今度は一番下のボタンを第2ボタンのあったところに持ってきて、何となくごまかした。
それから約10年後、アルバイト先で偶然、あのときボタンを上げた後輩の妹 (姉だったかも。瓜二つの双子だったんで、どっちか忘れた) と一緒になった。そして彼女から
「あれねぇ、○○ちゃんは本当に好きだったからボタンをもらいに行ったんだよ。」
と明かされたのだった。いや、まさか自分が好かれていたなんて全く思いもよらなかったから、もうびっくり。10年も経って、あれが愛の告白だったと知らされて、本当、自分の鈍感さに呆れ、「しゃれ」と疑った自分を恥じた。それと、正直、勿体ないことをしたなって思ったのだった。
トラックバック野郎: さよなら、さよなら、さよなら のお題の「卒業エピソード」でした。
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