好きだ、
久々の映画館。「好きだ、」を鑑賞。
どうせ宮崎あおい目当てだろうといわれれば否定できないなぁ。だって、この作品に最初に興味を持った切っ掛けが、2年以上前に ニコン のウェブサイトで見た彼女のインタビュー記事だから。
残念ながら当該記事は既に削除されているけれど、FM3A との出会い、映画の撮影の合間に秋田で撮った写真などが載ってた。
ほかにも西島秀俊さん (「純情きらり」でも杉冬吾役で共演)、永作博美さんなんかもどんなだろうかと。
映画は 2004年の公開予定だったはずだけれど、何故か今年の公開になった模様。ミニシアター系って言うのかな。公開しているところが少なくて、前にちょっと調べたときは近くでやってなさそうで、こりゃ見ることもないかなと思ってたけれど、ひょんなことから静岡でも2週間だけ公開していると昨日知って、定時退社日ということで見に行ってみた次第。
しかしまたこりゃ評価がまっぷたつに割れそうな作品だなぁ。こういう言い方は適切じゃないだろうけれど、物語はもうだらだらと進む。邦画の、盛り上がりのない暗い感じの作品が好きじゃなきゃ、こういう作品は楽しめないだろうなって思う。
ただ、自分はやっぱりこういうちょっと暗くて盛り上がりの少ない邦画が割と好みかも知れないとか思ったりもした。
それにしてもそれぞれの俳優の演技がいい。物語が淡泊と言えば淡泊なので、その分、俳優の演技が引き立っている。特にユウ役を演じる宮崎あおいさんの細かな仕草、表情の自然さはすごいと思う。それは、ドラマ「ちょっと待って、神様」を見たときから思ったことで、変な言い方だけれど、自然すぎることが映画として不自然に感じるぐらい。
監督の出来なかったところを俳優が補っているのか、俳優の魅力を石川寛監督が本当にうまく引き出しているのか、どっちなんだろう。
それと、こういう作品は映画ならではだなと思った。とにかく間が多いので、小説や漫画じゃ表現が難しいだろうし、テレビドラマとしても成立しないだろう。
ただ難点だと思ったのは最後の方の場面。あんな取って付けたような事件なんか用意せずに、最後の台詞に持って行って欲しかった気がする。
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