手順書
これまでにやったことのない仕事やシステムを引き受けることになったとき、前任者や経験者が側にいなくて困ることがある。そんなとき、よく「手順書があれば困らないのに」という声を聞く。
或いは逆に、自分の仕事をほかの人に出来るようになってもらいたいとき、「手順書が用意されていないから、これから作らなければいけない」といった話になったりする。
でもよく考えたら、自分は入社以来、手順書に沿ってやるような仕事なんて殆どやった覚えがない。それでも必要に迫られれば、何となく、完璧じゃないだろうけれど、業務が止まらない程度にはその仕事を出来るようになっていく。
自分はもう何となく気づいてしまった。往々にして手順書があることなんて期待できないってことを。仮に手順書があったとしても全ての手順が網羅されているわけじゃなく、肝心なときに使えるような内容になっていないってことを。そもそも手順書を書く余裕のある人自体がめったにいないってことも。
結局のところ手順書より、その仕事やシステムの原則、本質が何であるのかということを自分で早く見つける能力が重要になってくるのだ。それが見つかれば大抵の場合、その仕事で手順書に書かれていないような手順が必要になったときでさえも、勘を働かせてこなせてしまうような気がする。
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