ロータス オーガナイザーの記念日を Google カレンダーに移してみた
Google カレンダー って iCalendar (vCalendar の後継?) に対応してるんですね。
って、今更って感じですが、今まで Google カレンダーを使ったことがなかったから知らなかったんです。
そんな訳で、昔、愛用していたロータス オーガナイザー 2001 の記念日のデータを取り込めないかなと試してみました。
それこそ今更、ロータス オーガナイザーと Google カレンダーの連携なんて誰の役に立つかさっぱり分かりませんが、以下、その手順です。
ロータス オーガナイザー 2001 で記念日セクションを開き、メニューから [ファイル] - [他形式ファイルで保存] を実行します。
ファイルの種類に [vCard/vCalendar (*.VCF, *.VCS)] を選び、保存。
尚、ほかに [Lotus iCalendar (*.LCS)] も選べますが、こちらはエンコーディングの方法 (QUOTED-PRINTABLE) が悪いのか、うまく読み込めません。
次に、保存した vCalendar ファイルを Vim で開き、以下のコマンドを実行します。
^M
のところは Ctrl-V と Ctrl-M を続けて入力します。
:%s/DESCRIPTION:/SUMMARY:/ :%s/^SUMMARY/RRULE:FREQ=YEARLY^M\0 :g/^DTEND:/del :%s/T000000$// :%s/^DTSTART\(:\d\+\)$/\0^MDESCRIPTION\1
勿論、Vim ではなく、正規表現の使えるテキストエディタでも正規表現の表記を適切に置き換えれば大丈夫のはずです。
一応、解説。
DESCRIPTION
をSUMMARY
にして、見出しが表示されるようにします。SUMMARY
の前にRRULE
を追加して、毎年表示されるようにします。記念日なので。- 終日の予定なので
DTEND
は削除します。 - 同様に
DTSTART
の時刻の部分を削除します。 - 記念日の年を確認しにくいので、説明に年月日を表示するようにします。表示内容は DTSTART そのままです。
このファイルを Google カレンダーにインポートすれば、記念日として取り込まれるはずです。自分は記念日用のカレンダーを追加して、そこにインポートしました。
これで LYNX でも記念日を確認できるようになりました。
ロータス オーガナイザー 2001 は Windows Vista 以降、サポートがなくなってしまいましたが、Windows 7 (32ビット版) にインストールし、 オーガナイザー 2001 アップデートキット2 もインストールしたところ、取り敢えず起動は出来ました。
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