電脳コイル、全話見たら面白すぎた
「電脳コイル」がバンダイチャンネルで全26話無料配信 (週に5話ずつ) してたので見ました。
前に NHK でちらっと見て気になってたのですが、これはほんと、面白いアニメでした。
面白すぎたので珍しくブログに書き残してみることにします。
人々が眼鏡型のヘッドマウントディスプレイと一体がしたウェアラブルコンピュータを使う近未来。小学生が今の携帯電話のように眼鏡を使って遊んでいる世界は未来を描きながらもまさに現実を見てるようでした。
私が子供だった頃なんかも、父が父自身のためにパソコンを買ってきたのに、それを使って父より早くプログラミングを覚え、好きに使ってました。父も母も私が何やってたか殆ど分からなかったと思います。
今じゃ、小学生も携帯電話やスマートフォンですかね。子供達はメールで連絡を取り合い、学校裏サイトで友達の噂話や喧嘩をしたり。でも親は自分の子供が携帯電話で何をやってるか把握できないという。
子供に見せたくない、使わせたくないサイトを携帯電話のフィルタリングサービスで隔離しようとしても、子供はどこかで抜け道を探して遊び方を見つけてるような。
そう考えると、アニメで描かれてる世界も今の世界も、少し昔の世界も、使ってるデバイスやネットワークが少し違うだけでやってることは大して変わらないなあと思いました。
電脳ペットも、一昔前だったら PostPet ですかね。後、そのちょっと後に出たペットロボット (AIBO とか) を仮想化させ、進化した物とも言えそうです。今だったらはやりのソーシャルゲームなんかとも被りそう。電脳医療の一つの手法が仮想アニマルセラピーですね。
出てくる言葉も作品名の通り、ネットワーク寄りのコンピュータ用語そのままのが多くて、これもまた現実との結びつきを感じます。例えば、バージョンの古い空間っていうのは今で言う IPv4 や 2G (第2世代携帯電話網) などを連想させます。
そんな世界で繰り広げられる子供達の真剣な戦いに引き込まれてしまいました。
このアニメは展開がとても早い上に、設定も天こ盛りなので、油断するとすぐ置いて行かれます。繰り返して見る度に新たな発見がありそう。
実際、一通り見ただけではよく分からない設定もありました。見逃しただけかも知れませんが。
例えば、イマーゴっていうのは眼鏡の隠し機能としての意味と人の持つ特定の能力としての意味と二つあると思ったのですが、イマーゴの能力とはどのようにして身に付けるんでしょう。果たして、先天的な物なのか後天的な物なのか。
それから、イサコはどのようにして暗号式を身に付けたのでしょう。
その辺が謎です。
場面設定とか見てると「となりのトトロ」のオマージュじゃないかなと思えるところもあります。「メガシ屋」とか「モジョ」の描写とか。そういう場面の音楽も意図的に似せてあるんじゃないかと想像してみたり。物語の最終版の「サッチー」(タマだったかな?) は大きなトトロみたい。
Blu-ray Disc の再生環境も手に入れたばかりだし、この際、今度出る Blu-ray Disc BOX でも買ってしまうか! Amazon.co.jp の予約だと結構安いし。
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