ワイドレンズのカメラ用のバーチャル背景
ワイドレンズのカメラをビデオ会議に使うと色々映り込んでしまうので対策用のバーチャル背景を作ってみた。その覚え書き。
- カメラを実際に使う向きに設置し、部屋でカメラに映る範囲のものを (一時的に) 片付ける。
- macOS の QuickTime Player とかで誰もいない状態の映像を録画する。
- 録画開始や終了時に自分が映り込んでいても途中で退席している状態が録画できていれば問題なし。
- 録画したビデオを誰も映り込んでいない部分だけにトリムする。
- QuickTime Player で再生時間が 0秒になるようにトリムするとうまく保存できないので、数フレーム残るぐらいでトリムすること。
- Photoshop を開き、[ファイル]-[読み込み]-[ビデオフレームからレイヤー] で録画したビデオを読み込む。
- 1 フレームだけ読み込めれば十分。
- 読み込んだレイヤーをスマートオブジェクトに変換。
- スマートオブジェクトにしておくことでこのあとのフィルターの量を後から (非破壊的に) 変更できるようになる。
- Camara RAW フィルターでホワイトバランスや露出などを微調整する。
- ぼかしギャラリーのフィールドぼかしを使って、背景の部分に距離に応じたぼかしを加える。
- ぼかしの量は背景に何があるか判別できる程度に弱めに (一見、ぼかしているのが分からない程度に) 掛けるのが自然だと思う。
- 背景が平坦な壁面でカメラが垂直に (煽りとかない状態に) なっている場合は、全体にぼかし (ガウス) を掛けても良いかも知れない。
- JPEG で書き出し、ビデオ会議ソフトのバーチャル背景に読み込ませる。
狭い机でウェブカメラを使ったとき距離を稼げず顔が大きく映って威圧感あるとの指摘を受け、最近使っていなかった HDR-MV1 | ミュージックビデオレコーダー | ソニー を HDMI でキャプチャーしてウェブカメラ化。HDR-MV1 は画角 120度のワイドレンズなのでカメラが近くても顔が大きく映らないが、逆に部屋が映り込みすぎてしまうという問題があったので、その対策をしようと思ったのが経緯。
バーチャル背景は使うと不自然になりがちであまり好きではないのだけれど、この記事を見て実際の部屋をバーチャル背景にすれば不自然さが軽減されると思った次第。
今は 27インチのディスプレイを主に使っているが、それだと視線の近い位置にカメラを置くことが難しい。しかしワイドレンズのカメラならばディスプレイの横に設置して多少視線が外れていても、そんなに目立たないようだ。逆に上下方向は目線からずれると不自然さが強調されてしまう。
ポートレートを撮るとき、特別な意図がなければ上からや下から撮ったりしないのと似ているかも知れない。また、横方向も真正面から撮るより斜めを向いていた方が自然なのもポートレイト撮影と同様かも。まぁ、ポートレートをあまりワイドで撮らないだろうけれど。
これを書いている時点ではまだこのバーチャル背景でビデオ会議をやっていないので自己評価以上の確認はできていないけれど、まずは覚え書きと言うことで。
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